以前に裏メニューのブログを書きましたが、
まるで、お寿司屋さんみたいですよね。常連さんに希少なネタや美味しいところを出す感覚なんです。ご批判もあろうかと思いますが、調子に乗って、
第二弾、おまかせメニューについて書きます。
「おまかせ」って、初めてのお寿司屋さんでは勇気が要りますよね。
お財布の中身も心配ですし、嫌いなものが出ても困ります。でも、よく知ってる常連の店なら、値段も予想がつくし、好みも分かってもらっていれば、プロに任せる方が安心です。思わぬ新しい発見に出会うこともあります。
医療の世界では、インフォームドコンセントがやかましく言われています。
実際この数年、医療過誤の問題がたくさん起きていますし、必要以上にマスコミが大々的に取り上げることあり、患者側も医療側もかなり硬直した状態になっています。特に美容医療は自費診療でもあり、患者様にも治療の副作用など、負の情報もしっかり知っていただくなどインフォームドコンセント(informed concent)なしには成り立ちません。数ページにもなるインフォームドコンセント用紙を渡され、署名しないと治療もしないスタイルになっています。意味も無くお互いに不信感を持った状態からのスタートのこともあります。
まるで、インフォームドコンフリクト(informed conflict)(紛争?)
でも、ちょっと悲しくありませんか?
昔のお医者さんは、すべておまかせだったはずです。
「先生にすべてお任せします。」と言われるくらい患者さんから信頼されていたはずです。もちろん、こんなことは時代に逆行していることは重々承知ですが、
時にはいいじゃないですか。
古き良きジャパニーズスタイル。
生まれた時から診てもらっている近所の先生なら、お任せOKだったはずです。
うちでは、長いお付き合いの患者様で「おまかせ」ってのがあります。
定期的に治療費を入れてくださって、後は先生のお任せでやってください。とか、
1年間分のヒアルロン酸やボトックスなどを一括購入してくださり、後は先生の良いと思うところに打って下さい。とか。
この世知辛い世の中で、ちょっとゆる〜い感じもしますが、のんびりしてて良いでしょ。
東京のど真ん中にもこんなクリニックあっても良いですよね。
すべては信頼関係があってのことです。