趣味と言えば、やはり読書でしょうか・・
私は本が好きで気に入った作者を見つけたら、
その作者を出来る範囲で買いもとめ、読み漁ってしまいます。
先日、何か新しい本が出ていないか本屋に出かけた所、面白い本を見つけました。
明治の初め、民衆が興味を示す様な出来事を新聞から引用し、
錦絵に示した錦絵新聞の全集本です。
元気な三つ子が生まれたが、その家が貧乏だからお祝い金が出たとか
若い女性が悪い男に因縁つけられたが、護身術でやっつけたとか
ほのぼのした出来事から、怖い殺人事件などをリアルな錦絵にして表わしていて
当時を伺えて大変興味深い本です。
その中で、
大みそかの繁盛蕎麦屋の夫婦喧嘩があり、怒った奥さんが、
旦那さんに熱湯が入った薬缶を顔に・・・激しい喧嘩ですね
旦那さんが顔に全治一か月のやけどを負い、治ったら
顔にあった疱瘡の跡が綺麗に無くなったらしい。
これを怪我の巧妙かと・・・締めくくっていました。
当時、皮膚の凹凸で悩んでいた方がこの錦絵を見て熱湯をかければ治るならと
試んだ人はいないのかしらと心配してしまいました。
皮膚の凹凸は、いつの時代でも困りものだけど
全治一か月の重傷を負わなくっても大丈夫などと思ってしまいました。
現代に生きていて、良かった(笑)と思う エステシャンTでした。