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先週のCutera 社のセミナーから早1週間が経ってしまいました。

今回のセミナーは、大変勉強になりました。講師陣の発表はどれも聞きごたえがあり、居眠りをする暇もないほどでした。(つまらないと、私は確実に居眠りしますので、かなりレベルが高かった証拠です。)

注目の痩身マシーンはRF(高周波)を用いた治療器でした。発表はRFによる脂肪融解の原理等の話が主で、実機はまだなく、正式な発表は来年以降ということでした。RFによる痩身自体は、サーマクールのボディ用チップやテノールでも行われているもので、それほど目新しいことはありませんでした。

今はまた、来週25日の日本抗加齢美容医療学会(通称MBF)のセミナーの講師を務めなければならないので、その準備に追われています。

今回は、ヒアルロン酸の注入法についての講義をしなければならないのですが、

準備をしながら、形成外科医の心得の2つを思い出し、反芻しています。

一つは、「明日出来ることは今日するな。」

形成外科の代表的な手術「口唇裂手術」の父、ミラードの言葉で、緊急を要する治療は別として、形成外科では一日くらいで治療結果に差が出る訳ではないので、急がずよく考えろ、じっくりと最良の治療を考えろ、という意味です。

たとえば、傷跡やあざの手術で、わざわざ何度かに分けて切り取っていく手術法があります。一度に切り取ろうとすると、縫合の「のりしろ」ができて傷が長くなったり、幅広の傷を縫い縮めると傷口に緊張が大きくかかり、傷跡が広がってしまったりするので、時間をかけて皮膚の伸展を待ちながら、少しずつ切り取る方が、最終的にはキレイな傷跡になるからです。

もう一つは、「Cut as you go

直訳すれば、おもむくまま、あなたの好きなように切りなさい。

口唇裂ミラード法手術は、術前にデザインを綿密に計測して決めるのではなく、ある程度手術中にアレンジしていくと方法です。たとえば一つの切込みを入れると、周囲の状況が変わるため、それに応じた次の処置や切り込みを調節していくのです。細かなアレンジをを積み重ねて、最良のゴールを目指すのです。

ヒアルロン酸注入でも、この二つの教訓は生きます。

なにも無理に一度にシワを治す必要なんてないんです。

私の経験でも、吸収性で安全なヒアルロン酸を何度かに分けて、ゆっくり皮膚を矯正しながらシワを治すほうが、一度に無理に、堅い注入物や長持ちする注入物を使うより、はるかに安全で良い結果が得られます。

手術と同じように注入も、一針注入するたびに、皮膚の状態は変わるので、最初から決まったデザインや注入法などなく、そのつどその場でアレンジしていくことが重要です。 これには経験が要ります。

何となくわかりますか?

「明日出来ることは今日するな。」

なんていい言葉でしょう!

そして私は、プレゼンの準備を明日にすることにします。

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