少し前になりますが、
10月23日 メソセラピーのセミナーに参加してきました。
セミナー会場がクリニックから徒歩数分のところでしたので、
診療を少しお休みにして参加できました。
メソセラピーとは、
多種で少量の薬剤を効果的に皮膚に注入するテクニックで、通常の注射や内服では得られない効果を得る、フランスで発達した独特の治療法です。美容・痩身・鎮痛・スポーツ外傷、リュウマチ治療など様々な病状に対して用いられ、フランスでは正式な医学の分野の一つになっています。5年ほど前に日本にも導入され始め、私も当時多くのセミナーに参加して、フランス、イタリア、シンガポール、韓国などの医師に教わりました。 お国によって、医師によって、使用する薬剤や混合比率のレシピもまちまちです。
メソセラピー=脂肪融解注射?
と混同されていることが多いのですが、脂肪融解注射は、脂肪減少作用のあるフォスフォジチルコリンを用いるメソセラピーのレシピの一つにすぎません。
この脂肪融解(溶解?)と言うネーミング、刺激的ですが、あくまでイメージと思った方が良いです。脂肪細胞は自身の細胞質内に脂肪成分を貯留する細胞で、薬剤で細胞が融解する(破壊される)ことはありません。もし、起きるならば、一度に血中に脂肪成分が流れ込むことになるのですから、かなり危険です。ゆっくりと代謝が亢進するといった程度です。
今回、メソセラピーの創始者Dr.Pistorの愛弟子で後継者のDr.Petetが来日されると言うことを聞き、久々のメソセラピーセミナー参加です。
さすが本家本元という手技でした。
もう一度自分のテクニックを見直す良い機会になりました。
Dr.Petit
今回セミナーを主催した湘南鎌倉総合病院山下理絵先生が、セミナー終了後クリニックに遊びにいらっしゃいました。
セミナーでプティ先生のレシピなど教わったお返しに、私のウルセラ治療をお受けいただきました。
超有名カリスマ女医の山下先生に私のウルセラを受けていただけたのですから、大変光栄です。今度お会いするのが楽しみです。