香港で行われたQ-MEDマスタークラス・アカデミーに参加してきました。
Q-MEDは世界最大の注入用ヒアルロン酸製造メーカーです。
先月お会いしたCEO Benktから特別にセミナーに招待され、
よい機会なので行ってきました。
タイトルは「Angles & Curves of Beauty」
形成外科医としては、そそられる題名です。
単なる注入剤としてではなく、顔の解剖学的構造に基づいて、
角度やラインによって美しさと若さを表現する施術の認定医コースを受けてきました。
人種による顔の構造の違い、国による文化や好みの違い、
それによって治療の考え方や手技が微妙に違うのが面白かったです。
オーストラリア、スウェーデン、韓国の医師が講師でしたが、
オーストラリアの医師はアジア系で西洋人を多く治療している方で、
スウェーデンの医師は、ヨーロッパ最大級の医療チェーンの医師、
韓国の医師は著名な開業医の方でした。
国によって、人によって、美しさの基準は違います。
治療であれば、医師の方針、患者の好みもあります。
時に美しさは、流行に左右されることもあります。
それでも、西洋、東洋を問わず、絶対的標準というか、
顔の形と比率のゴールデンスタンダードがあります。
それぞれの国で、それぞれの医師が、お互いが理解できる範囲で、
新しい考え方と新しい治療法を生み出していける余地があるのも、
美しさの普遍性と変容性の相反する性質がもたらすものなのかもしれません。
香港中心部のきれいなビルのワンフロアーが、Q-MEDセミナー会場で、
アジア戦略の拠点だそうです。
アジア全域から今回は41名の医師が参加していました。
レスチレンシリーズがずらり展示されていました。
朝9時から6時まで、タイトに講義があり、夜は12時近くまで懇親会という
ハードスケジュールでした。
懇親会では、これまた洋を問わず、皆さん飲んだくれていました。
セミナー翌日は1日観光でマカオに足を運び、
世界遺産と地元フードを楽しめました。
GCP田中さん、お世話になりました。ありがとうございました。
マスタークラス指導医認定をいただきました。
マカオの教会