超音波たるみ治療器・ウルセラの企業セミナーが先週土曜日にあり、
講師をしてきました。
ウルセラは、昨年9月、世界で初めて、皮膚たるみ治療器として
アメリカのFDAの承認を得たので、 私は、日本でもすぐにブレイクする?
と思っていたのですが、そうでもありませんでした。
優れた性能があるということは、パワーがあるということです。
実は、そのような機器は、照射技術が必要でリスクも伴うのです。
私の経験では、初期のサーマクールが全く同じ現象でした。
強い熱を使うのですから、リスクがあるのは当然です。
ただし、うまく使いこなせば、非常に良い結果が出ます。
サーマクールでは、照射方法の確立と機器そのものの進歩によって、
発売以来7年余、多くの医師に使用される定番の治療器になりました。
手前みそですが、私自身学会等の研究発表を通してサーマクールの
発展に貢献してきた自負があります。
さて、ウルセラですが、初期のサーマクールに比べれば、なんと扱いやすいことか、
すでにプロトコール(照射方法)もあり、今は、より効果的な照射方法、
皮膚質や顔面骨格などタイプ別の照射方法を検討中です。
もうひとつ、以前ブログで紹介していますが、
(ウルサーマはクロスクリニックの登録商標です。) が雑誌「美ストーリー」に紹介されました。
http://www.cross-clinic.com/info/pr268_02.html
「ウルサーマTM」のようなネーミングは、過去、美容医療関連で、
明らかに私が考えたものがあるのですが、面白いもので、いつの間にか、
他の人が、あたかも自分が考えたように発表したり、宣伝に使ったり、
もっとひどいのは商標登録しているのを見て、呆れるような歯痒い思いをした
経験があります。
後の祭りでは、負け犬の遠吠えなので、今回は商標登録を行いました。
間もなく、ウルセラの機器そのものの進歩も予定されています。
今年こそ、日本でもウルセラがブレイクしそうな気配です。