社団法人日本美容医療協会主催の美容レーザー適正認定医講座で
週末、講演をしてきました。
「美容レーザーと関連機器の長期的使用について」
というタイトルです。
美容に用いられるレーザー、その他の高周波、超音波についての講義です。
専門家相手の講義でしたが、
一般の方にもわかるように簡単に内容についてお話します。
1960年に初めてルビーレーザーが発振に成功し、
医療では、皮膚のあざを治療する目的で発展しました。
黒色のメラニンを持つ黒あざや青あざ、血液の赤色(ヘモグロビン)が
通る血管が増殖した赤あざの治療です。
このような色を対象とした治療は、色素だけを選択的に破壊すると
良い治療結果が得られます。
これら色素選択性レーザーを美容では、しみやくすみ、
赤み・赤ら顔治療に応用します。
それに対して、皮膚の色素を対象とせず、皮膚そのもの(コラーゲンと水)を
熱損傷し、皮膚の持つ治癒能力で皮膚をきれいにする、若返らせる治療を
「レーザ・リサーフェシング」と言います。
このレーザー・リサーフェシング技術の発展したものが
サーマクール 、
フラクセル 、
ウルセラ などの機器です。
やみくもにレーザーで焼くのではただの火傷になってしまうので、
うまく、やはり選択的部分を熱損傷するのです。
「そんな乱暴なことやってもいいのか?」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが
これらの治療器を使用して、世界で一番に熱損傷している医者の顔は
・・・たぶん私の顔だと思います。
(ちなみに、記録に残っているものでサーマクール12回、ウルセラ2回、
フラクセル(Ⅰ、Ⅱ、 Ⅲ)10回位、
エコツー 2回、
パール・パールフラクショナル 3回位、
アファーム 、
タイタン 、
リファーム 、
テノール など数え切れないくらい
その他、人に言えない開発段階のレーザーなどなど。
自分の方がやっていると思う方、いましたらお知らせください。)
どんな治療を受けているのかはブログを見てくださればわかると思います。
論より証拠ですから、どうぞご覧くださいね。