2010.6.13.美容皮膚科セミナーin 京都

京都で行われた美容皮膚科セミナーに参加してきました。

高周波たるみ治療器についてのセミナーです。

高周波治療器と言えばサーマクールと言うくらい、
サーマクールは2003年に発売された世界初の高周波皮膚治療器であり、
現在においても、そのNo1.の地位はゆるぎないものになっています。
それでも私は、サーマクールのライバルと言われる種々の高周波など関連機器を
同時にクリニックに装備し、それぞれの機器の特徴を把握し、
人により、時により、様々な機種を、長所、短所を補完するように使用しています。

ただ、いくらなんでも、現在所有している機器と比べ、明らかに劣っているもの、
あまりにも類似しているもの、私の治療方針に反するものは購入を見送っています。

さて、できるだけ、ざっくりと「高周波」について

「高周波」は「波数の」です。
電磁波の一種であり、一般的には電波として通信用に使用される波長帯で、
サーマクールの波長は「ラジオ波(RF)」とも呼ばれるラジオ用電波 と同程度の波長です。

電磁波>高周波>ラジオ波

実は、レーザーやすべての光も電磁波の一種なのです。

難しい方向に行かないように、

高周波治療は、簡単に言えば、

「高周波の電気が皮膚を走る」治療と思ってください。

皮膚に高周波を通すと、電気抵抗の高い所にジュール熱を発生します。
人間の体の主成分である「水」は電気抵抗は低く
コラーゲン(タンパク質)は電気抵抗が高いので、
コラーゲン線維で高周波は熱を出します。
45〜50℃くらいにコラーゲンを熱すると、コラーゲンが縮れるように
引き締まるので、たるみが改善します。
60℃位だと、コラーゲンが部分的に破壊されます。
破壊されたコラーゲンは、コラーゲンを作る細胞の刺激となり、
新しいコラーゲンに入れ替わります。

60℃を越える温度を扱うことが出来るのが、
高周波治療器ではサーマクール
超音波治療器ではウルセラです。

ざっくり、わかりますか?

医療の世界では、いわゆる「電気メス」が古くから使われている
高周波装置なのですが、 

今回のセミナーの機種は、手術用の電気メスにもなるので、
美容皮膚科よりも外科系クリニックに多く導入されているようです。
当院にある治療器で、ちょうどライバルになるのが、テノールやリファームです。
サーマクール、ウルセラよりも低い熱の治療レベルです。

テノールとは違った得意な部位や照射方法もあり、
効果の出方も違うため、 導入を検討しています。
もちろん、テノールの方が優れている部分もあります。

オリジナルの照射方法や併用療法のイメージが
かなり湧いています。