〒104-0061 東京都中央区銀座5-4-9 ニューギンザ5ビル10F
最寄駅「銀座駅」B6出口徒歩2分

診療時間
10:00~19:00
休診日
日曜日・月曜日

人には利き手があります。 反対の手は何と言うのでしょう? 調べてみたのですが、特に名前がないんです。武道では、この利き手と反対手の使い方やバランスが重要です。 ですから名前があります。

柔道では、通常、利き手で相手の襟元を持ち、これを釣り手と言い、反対手は袖口をもち、引き手と言います。釣り手で相手の動きを制御し、引き手でバランスを崩して、技をかけるのが基本です。 ボクシングでは、リードブローとフィニシュブロー、相撲では上手と下手、同じように2つの手を連動して使うのが妙です。

外科医は、右手(利き手)にはメスを持ち、左手は皮膚を支えたり、引き伸ばしたり、角度を変えたり、綺麗な切開ができるよう補助します。持針器(縫い針を持つ道具)には鑷子(ピンセットのこと)、皮膚を剥離するはさみにはフックと、右手と左手にそれぞれの道具と役割があり、相互に関連した動きを身につけています。

利き手が主役ですが、脇役の反対手の動きも重要なのです。

まれに両利きがいると聞きますが、手術で両手持ち(左右同じに扱える人)はほとんど見たことがありません。私は右効きですが、メスを左で持つことはできません。術者にとって、左右のある手術、たとえば右目と左目の手術は、両方とも効き手で手術するので、メスの方向など逆の動きになる部分があります。熟練していないと左右の手術に差が出ますが、熟練するとその違いを修正する術(すべ)を身につけます。 

さて、照射系の治療、レーザー、フォトフェイシャル、サーマクールやウルセラなどでは、手術のメス使いほど微細な作業はしません。私は、ものによりますが、両利きで照射しています。

照射治療で、照射する方の手を「照射手」、その反対の手を「引き手」と呼ぶことにします。 

照射手は、機器のハンドピースを握っているのですが、機器の先端が皮膚に接触する治療と非接触の治療があります。接触している治療では、照射時に手ごたえをじかに感じるものもあります。非接触のもの、たとえばシミ治療のレーザーでも、照射される瞬間の皮膚の反応、音、色、匂いが、手ごたえと同じに感じます。ちょっとした押し付け方や角度でも手ごたえが変わります。
引き手は、皮膚が照射に適した状態になるよう、引きのばしたり、つまんだり、時には氷で冷やしたり補助をします。地味ですがこの作業が重要です。ちょっとしたコツや工夫が入ります。一照射は一瞬または長くとも数秒ですが、たとえば、ウルセラでは、一回の治療で200300照射するので、一照射ずつ、工夫した良い照射を行った治療と一照射ずつをおろそかにした治療では、やはり結果が違ってきます。

アンチエイジング治療は、さらに数年にわたり治療していくものですから、積み重なれば、さらに一照射に込める思いが差になります。

  最近は、セミナーなど人前で自分の治療や照射方法をお見せする機会が結構増えました。もちろん、見る側もプロの医師ですから、気が抜けません。見る側になることもあります。腕の良い医師は、構えがしっかりしていて、無駄がなく、力がうまく抜けています。この辺が武道とそっくりです。見るだけで勉強になります。

反対手には、もうひとつ「添え手」と言う意味があります。

治療で人に触れる時、一点ではなく、もう一点添えて、支える側がある方が、安定感があり、受ける側に安心感が生まれます。

注射治療では、反対手で皮膚に刺激を与えて、痛みを緩和する作業をすることもあります。(ゲートコントロールセオリー)

受ける側にとって、治療は緊張と痛みを伴います。 痛みの箇所に当てる、もう一方の手は、

心の添え手

でもあるのです。

お問合せ・ご相談

お電話でのお問合せはこちら

0120-51-2590

海外からはこちら

03-6274-6451

診療時間:10:00~19:00
休診日:日曜日・月曜日

クロスクリニック銀座が運営するサイトです。
美容・エイジングケア・ダイエットに関する情報をご案内!

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ

0120-51-2590

<受付時間>
10:00~19:00
※日曜日・月曜日休診

医療法人社団優成会 
クロスクリニック銀座

住所

〒104-0061
東京都中央区銀座5-4-9
ニューギンザ5ビル10F

アクセス

最寄駅「銀座駅」B6出口徒歩2分

診療時間

10:00~19:00

休診日

日曜日・月曜日