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第19回日本形成外科学会基礎学術集会に参加してきました。

形成外科の基礎って何?と思われる方のために

形成外科は、先天的あるいは病気や外傷により生じる、身体の部分的な欠損、機能の障害、それによるQOLの低下を回復する外科です。
形成外科の両輪は、再建外科と美容外科で、異常な状態を正常に戻すのが再建外科で、機能的には正常でも、美的により良い状態を目指すのが美容外科です。一見全く違うようで基礎は一緒です。

形成外科の基礎は、傷が治る時(創傷治癒)の様々な現象の解明、組織が再生する時の細胞の研究など、創傷治癒関連、再生医療などです。

ありきたりでつまらないですね。
思い切って、もっとわかりやすく!
人間には、たとえば「手」と言う「形」があります。
「手」は、親指と4本の指が対になっています。親指と他の指で「物をつまむ」機能は、この形なくしてありえません。
この形が怪我により崩れてしまえば、手としての機能が損なわれます。
形もまた重要な機能なのです。

「形」とそれに伴う「機能」を回復させるのが形成外科です。

 それでは、顔はどうでしょう?

顔には、もちろん目鼻口耳など重要な感覚器官があり、それ自体の機能が重要ですが、社会的動物である人間は、顔で感情を表します。顔は、社会と他者に対する窓口という重要な役割があります。にこやかに微笑みかけるのも、険しくにらみつけるのも、同じ顔で出来るのです。
顔の表情の美醜、老若は、形でもあり機能でもあるのです。
 
「美容」とその「機能」の改善を外科手術で図るのが、美容外科です。 
美容外科を、しょせん「見た目」だけの治療と卑下する向きもいらっしゃいますが、残念ながら、「見た目」と
「見せかけ」を混同している方がほとんどです。
「見た目」「見かけ 」は重要な機能です。 

皮膚が傷つき、損傷を受けた時、軽度であれば、自然に皮膚は修復され治癒します。重度であれば治療が必要になります。
傷跡が残らないこともあれば、残ることもあります。傷跡がひどければ、見た目にも悪く、引きつれたり、痛みを伴い、機能障害も起こします。
「傷を綺麗に治すこと」は、見た目と機能を回復させる形成外科の重要な役割です。
その基礎が創傷治癒学です。
傷が治る仕組みの基礎研究には、皮膚が若返る、組織が再生するなど、宝が満載されています。
私の専門の美容皮膚治療のほとんどは、皮膚に治る程度の損傷を与え、その回復力により、皮膚をより綺麗に、正常にする治療です。
フラクセルやサーマクールもこの基礎の上に成り立っているのです。

さて、話を戻して、

今回の基礎学会を見て、形成外科の基礎研究が様々な方向に進化、発展し、むしろ基礎が臨床をリードできるまでに、形成外科が変わってきているのを感じました。
最近は、形成外科の教授が、臨床研究よりも基礎研究の成果で選出される傾向もあるようです。

基礎研究は、あまりにも臨床から遠くなりすぎると、面白みなく感じるのですが、そこは、形成外科、多くの発表が臨床に関連付けられる、興味深い内容でした。

悲しいかな、開業医の身の上、学会シーズンのこの時期、クリニックを休んですべての学会に参加するわけにも行きません。

来月はメインの日本美容外科学会もあるため、今回はあくまでスポット参加です。

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