2010.10.03ゼニカルと吸収系ダイエットサプリ

食べても太らない・・・とまでは言わないものの、一定の割合で食べたものの吸収を妨げる薬があります。
ゼニカル(成分名オリルスタット)は、腸管での脂肪の吸収をじゃまするダイエット薬です。
大きな分子の脂肪は、そのままでは腸で吸収されないため、脂肪分解酵素によって分解されてから体内に吸収されます。
食事と一緒にゼニカルを服用すると、ゼニカルが脂肪分解酵素リパーゼの働きを妨げ、30%の脂肪が吸収されないようになります。
脂肪そのものが高カロリーですから、脂肪の吸収をカットするのは有効なカロリーカットになります。
ゼニカルが他のダイエット・ピルと違うのは、腸で直接脂肪の吸収をブロックするので、食欲抑制剤のように脳に作用したり、
交感神経刺激剤のような心血管に負担をかけることもなく、副作用が少ないところです。
副作用は、下痢や腹部膨満など消化器症状です。吸収しなかった脂肪が大量に便に排出されますから、脂肪下痢になります。
ゼニカルが発売された10年位前、焼肉でカルビをたくさん食べて、ゼニカルの効果を実験して、大変な目にあったことがあります。
脂溶性ビタミンやベータカロチンなども同時に吸収が悪くなるのですが、少し多めに取ることを心掛ければ良い程度です。

ちなみに、脂肪分の多い食事+ニンジンジュース+ゼニカル あるいは、
+マンゴージュース+ゼニカル の組み合わせで、
脂肪と脂溶性ビタミンが吸収されないことが、
翌日のトイレでわかると思います。 

オフラベルユース(薬剤のラベルに記載してある効果以外の使用法)ですが、
ゼニカルは便秘解消にも役立つ薬です。
脂肪下痢を起こすので、ある意味、下剤なのです。
秘かに便秘薬として、ゼニカルを使用している方もいるほどです。

話は変わりますが、もう一つ夢のダイエット薬があるとすれば、炭水化物の吸収阻害剤です。
残念ながら、医薬品の炭水化物の吸収阻害剤は現在のところありません。
キトサンやギムネマ、サラシアなどの吸収吸着系のダイエットサプリは、医薬品ではないので、効果にエビデンスはありません。
あくまで健康補助食品レベルですが、最近は、たくさん種類があります。

私も長年、某吸収系サプリを愛用しています。

吸収吸着系のダイエットサプリのオフラベルユースは、ゼニカルとの併用です。
ゼニカルと同時に吸収吸着系のダイエットサプリと取ると、ゼニカルで吸収不良となった脂肪分を食物繊維などに吸着させ、
副作用の脂肪下痢を抑えることができます。
ゼニカルの副作用にお困りのかた、是非お試しください。
もちろん自己責任で。

ゼニカル.jpg