音波洗顔クラリソニックのSales Manager、Kenneth C.Mazurさんがクリニックにいらっしゃいました。今回の訪問目的は、クラリソニックの販売促進なのですが、特に、日本の病院、クリニックにおいてどのように販売したらよいかという相談でした。
もちろん、日本はアメリカとは違うので、アメリカでヒットするものが、必ずしも日本でヒットするわけではありません。
まず、気候の違い。この冬の関東地方の乾燥を考えても、肌を洗いすぎれば、皮脂や保湿因子を取りすぎることになり、下手をすると、乾燥肌を悪化させます。汚れをきれいに落とすことが必ずしも、良いスキンケアとはいえません。
妙齢の日本人女性には、敏感肌(少なくとも、自分自身で敏感肌と思っている。)が多く、洗いすぎは、肌に炎症を起こすこともあります。
極めつけは、日本女性に多いしみ、肝斑の治療では、「触らない、擦らない、洗い過ぎない」が基本なので、たとえば、私が、肝斑の患者さんに、洗顔器を勧めることはありません。
私のクリニックでは少数派なのですが、脂性肌、ニキビの患者さんには、クラリソニックはとても有益なのでお勧めしています。
また、e2(eマトリックス)など、治療前に皮膚から汚れと皮脂を取り除く必要がある治療では、クラリソニックは重宝しています。
肌のアンチエイジング・若返りが治療の中心で、40代以上の女性が多いクリニックで、クラリソニックがヒットするために、 私がアドバイスできるのは、
「触らず、擦らず、洗いすぎない、音波洗顔器を作ってください。」 です。
Mazur氏もこの意見を、本社にフィードバックすることを約束してくれました。
また、日本市場向けの新しい超超敏感肌用ブラシを開発を検討してくれるそうです。