この4月は、記憶にないくらい寒暖の差が激しかったような気がします。
体には外界の変化やストレスに対して体内を一定の状態に 保つような調節機能があります。
自律神経やホルモンがその役割をしているのですが、 気温の急激な変化に、
自律神経の調節がついて行けないと 体調を崩しやすくなります。
免疫力の低下によるウイルス感染、 咳、鼻水、発熱などの上気道炎症状がいわゆる「風邪」です。
東洋医学では、病気の病因を素因(先天体質)、内因(内なる精神的要因)、
外因(外界から侵入する邪気)などから考えます。
風邪(かぜ)と言う名そのものが、外から進入する邪気の一つの風邪(ふうじゃ)、
風の邪気により引き起こされる発熱や悪寒の症状を指すことが語源です。
さて、顔が風邪を引くって、考えたことありますか?
何となく顔がだるい。むくむ。すっきりしない。はっきりしない。 たるみを感じる。
目が重い、開けにくい。熱っぽい。こんな症状は良くありますよね。
東洋医学では、体全体を小宇宙的に捉えるのですが、
顔を一つの小宇宙と考えると、そこに邪気が入った状態が、
顔の調子が悪いこと、顔風邪です。(顔風邪は私の造語です。)
西洋医学的には、自律神経の不調、リンパの滞り、むくみ、血行不良、
眼精疲労などと分析できるかもしれません。
このような症状に案外いいのが、高周波や赤外線のたるみ治療器です。
特にテノールは、皮膚に熱を発生させ、血行不良やリンパの流れを改善します。
また、マトリックスは高周波と赤外線を皮膚に照射するのですが、
ちょうど鍼刺激のような効果があります。
私の患者様には、実はこの治療のファンが多く、ここ数年、裏メニューとして行っていますが、
昨年雑誌でも紹介されました。
http://www.cross-clinic.com/info/pr256_02.html
もちろん顔風邪治療、顔から邪気を追い出すには鍼治療が一番効きます。
私は自分で打っちゃいますから楽です。
つぼの刺激の順番や強さも重要ですから、素人は真似しないでください。
鍼が怖い人には、頭部から顔面のつぼを私の理論で刺激していく
石川式顔面マッサージがお勧めです。
風邪は万病の元。