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日曜日・月曜日

手術以外で脂肪を減少させる方法は、この10年次から次へと開発されてきました。

中には失敗作?もあります。

いつの間にか消えてしまった治療法、発売停止になった治療器、

世のダイエット法さながら、流行廃りがあるのも事実で、

「値段ほどの効果」がなければ消えてしまう運命です。

超音波、高周波、中周波、低周波、赤外線、レーザー、光、注射薬、内服薬、マッサージ、吸引、炭酸ガス注入、冷却治療、腸内洗浄、鍼治療、岩盤浴やゲルマニウム浴 などなど玉石混交。 

ほとんど何らかの形で、私自身一度は試していますし、

クリニックに導入して、しばらくして廃止したもの、

今でも活躍しているものもあります。 

ダイエット治療が生き残るポイントは3つ

①ダイエット効果・・・価格相当の効果が実感としてあるかどうか?

②健康増進・・・体に良いか?あるいは副作用が無いかどうか?

③リラクゼーション効果・・・受けて気持ち良いか? 

もちろん一番重要なのはダイエット効果なのですが、この手の治療法で、夢のような効果はありえないので、健康に良いもの、気持ちいいものなど効果だけでなく、続けられる要因があるもの,効果を含めてモチベーションを保てるもの続けられる治療になります。

 テノール、インディバなどのRF高周波系の治療器が体に良い、気持ちいい治療の代表です。 熱により皮膚を引き締め、血行、代謝を改善し、ダイエット効果を得る治療器ですが、温熱が、女性特有の冷え性に効果がありむくみが取れる、体調が良くなるなど副産物的効果があり、とにかく体が温まるので、気持ち良く、ダイエット効果、健康増進、リラクゼーション効果、それぞれをそれなりに満たし、値段もそこそこで、一定のファンがいるため、生き残っています。 

それに対して超音波系ダイエットは、当院では全滅です。温熱作用があるものもありますが、あまり体に良いことがないのです。周波数によっては、キンキンと耳に響き、不快感が残ります。過去に流通した医療超音波ダイエット機器は効果に比べ機器の価格が高く、その結果、治療費も高くなるため医師も患者も散々です。

それにもかかわらず、最近、また超音波も気になってきました。(懲りない性格です。)HIFU(高密度焦点式超音波)ウルセラの登場で、超音波で皮膚の弛みが良くなるなら、いよいよ脂肪も何とかならないかと思っています。ここ数年は、超音波ダイエットの新たな概念も出てきて、興味津々と言うところです。

他にも色々ありますが、またそのうち。

本日、韓国からのお客様がありました。

有名なゴウンセサン・クリニックの医師3名と関係者総勢9名。

私の部屋が満員状態に。

ウルセラは、アジアでは香港、日本、タイが先行しており、

韓国ではこれから本格導入のようです。

ウルセラを導入するにあたり、日本でのウルセラの使用状況を見学したいとのこと、

今までの私の経験など簡単なプレゼンと院内を見学していただきました。

効果的な照射法について 、副作用の回避法などについてお話できました。

ウルセラなどの皮膚治療器は、西洋人と東洋人では効果の出方が違い、

照射方法も独自のものが必要になります。

今後もアジア人向けのウルセラプロトコールの発展に協力していければと思います。

明けましておめでとうございます。

今日5日(火)より診療を開始しました。

まず今年は、昨年後半導入した、冷却脂肪減少装置ゼルティックと

サーマクールCPTの本格稼動に向け活動していきたいと思います。

新しくウルセラとCPTの併用治療もメニューに加えていく予定です。

27日(日)にはMBFでウルセラのプレゼンを行います。

また、新たな購入機器として検討しているのが、新しいフラクショナルレーザーやフラクショナルRFなどです。

実は1年以上前(200810月)から試験仕様のフラクショナルRF、マトリックスRFがクリニックにはあるのですが、稼動していません。

今年はニューバージョンにして、他のフラクショナルレーザーとの違い、共存使用について検討したいと思っています。

その他購入検討している機器も数台あります。

その他のテーマとしてここ数年取り組んでいる、

スレッドリフトとサーマクール・ウルセラなどのタイトニング治療との融合

もう一つのテーマ、東洋医学と西洋医学の融合、

鍼治療とレーザー治療の融合

 についてももう少し前進させたいと考えております。

今年もよろしくお願いいたします。

本日は今年最後の診療日でした。

最終日も多くの方に御来院いただきました。

ありがとうございました。

また、年末は予約が混雑し、大変皆様にご迷惑おかけしました。

この場をかりてお詫びいたします。

今年始めたブログも、忙しさを理由に更新をサボることしばしばですが、

患者様の「見てます!」「見ました!」と言うお声を支えに続けられました。

来年も、より解り易く、自らの体験談を交えた

美容皮膚科ブログ

としてさらに発展させていきたいと思います。

新年は5日より診療を開始いたします。

皆様にとって、良いお年となるようお祈りいたします。

 クロスクリニック新宿 石川浩一 

スレッド・リフトとは特殊加工を施した糸を皮膚の下に挿入し、顔のたるみを改善する治療法のこと。 

前回の続きです。 

スレッドリフトの分類で、固定しない糸はフローティングタイプ、固定式はアンカータイプまたはサスペンジョンタイプと呼ばれます。

 アプトスタイプとも言われるフローティングタイプは、糸表面の突起物(とげやコーン)が糸の中央に向かって対称になっています。通常長さが12㎝程度で、アプトス、ハッピーリフト、ホワイトリフトなどがこのタイプです。糸の突起物が皮下組織にひっかかり、たるみを寄せるような効果があります。その後、糸の周りに異物反応でコラーゲンが形成され、人工的な靭帯のような役割を果たします。非吸収糸であれば、中心部の糸が残りますが、非吸収糸は少しずつ糸そのものが吸収され自分の組織に置き換わります。この吸収の過程で、周囲にもリバイタライジング効果と呼ばれる皮膚の活性化を及ぼす言われています。

私の考えでは、フローティングタイプは、強くたるみを牽引するのではなく、引き締めることを目的に使用することが多く、

スレッド・リフト

というより

スレッド・タイトニング

と言った方が適切だと考えています。 

それに対して固定式、

シルエットリフトに代表される糸のタイプは、糸の片側半分に組織を引っ掛ける突起物がついており、もう片側は引っ張って上方に固定するように出来ています。固定は、頭皮を小さく切開し、側頭筋膜に縫いこんで固定することが多いのですが、側頭筋そのものに固定したり、一番しっかりした固定は、直接骨にねじ止めすることもあります。固定式は、たるみを糸で引っ張り上げるのですから、強く引き上げれば引き上げるほど、堅い固定が必要となります。弱い部分に固定しても、ずるずる緩んでしまうからです。

考え方として、固定式のスレッドリフトは、簡易手術と考えることが出来、

非固定式のフローティングタイプは、手術と言うより、サーマクールやウルセラなどの熱タイトニング治療に近い治療と考えることも出来ます。

(次回に続く・・・たぶん組み合わせ治療について)

スレッドリフト研究会の話が続きましたが、

スレッドリフトそのものについて解説していなかったので、解りやすく。

スレッド(Thread)とは糸のこと。

スレッド・リフトとは

特殊加工を施した糸を皮膚の下に挿入し、顔のたるみを改善する治療法のことです。

糸は、通常の医療では傷を縫合するために使用されます。形成外科では、傷をよりキレイに治すため、皮膚の表面だけではなく真皮や皮下組織を縫合する手術方法があります。この際、体の中に糸を残すことになるので、糸の異物反応の穏やかなものや、時には体に吸収される素材の糸を用います。 よく使用する糸には、ポリプロピレン(ナイロン)糸や吸収素材のPDSなどがあります。

スレッドリフト用の糸は、すべて外科で使用され安全確認されている素材です。普通の縫合糸との違いは、表面に突起(棘やコーン)をつけるなどリフト効果が出せるように特殊な加工を施してあることです。これを皮下組織に挿入して、糸の張力や引き上げ力によってたるみを改善するのです。

解りやすく言うと、

糸の表面に「とげ」が付いていて、皮下組織でその「とげ」が引っかかり、一種の「つれ」を作ります。この「つれ」がたるみを引き締めたり、引き上げたりするのです。

私は、2003年よりフェザーリフト、アプトス、ワプトス、Wトーシスなどポリプロピレン糸を用いたスレッドリフトを開始し、2005年ハッピーリフト、2007年ホワイトリフトなどの吸収糸を使用、2009年からは吸収性シルエットリフトを使用しています。

長年の経験で、スレッドリフトは単にたるみを改善するだけではなく、サーマクールなどの熱治療と同様に老化を遅らせる効果があります。この点に着目して、サーマクールと併用するのが私の方法の一つです。

 現在様々な種類の糸が使用されていますが、違いは大きく2点です。

一つは糸の素材、もう一つが、糸をどこかに固定するかしない(無固定)かです。

糸の素材では、ポリプロピレン糸と吸収糸のどちらが良いか?という質問を良く受けます。 私見ではありますが、直後のリフト力はポリプロピレンが勝りますが、最終的にポリプロピレン糸と吸収糸の効果に大きな差はないような気がします。 ちなみに、ポリプロピレン糸が断然優れていると言う意見の医者もいます。

患者さんにとっては、顔に糸が残るか、消えるかと言う心理的負担度の違いから、 私は最近、吸収糸を用いることが多くなりました。ポリプロピレンは皮膚に残るので挿入する本数におのずと制限がありますが、吸収糸にはありません。弛んだら、いつでも足すことが出来ます。

製品によるコッグ(棘)やコーンなど糸の加工の質は、この場でコメントは出来ませんが、現在、私が最も良いと思っている製品を使用しています。

スレッドリフトも何が一番良いと言う答えはありません。

人それぞれ、医者もそれぞれだからです。

そのあたりが、スレッドリフト研究会のテーマでもあります。

ポリプロピレン製スレッドリフト        吸収性スレッドリフト表面

続く(たぶん次回は無固定式、固定式スレッドリフトについて)

昨日
13
日 第
3
回スレッドリフト研究会を開催いたしました。

おかげさまで大変盛況な会になりました。

私が担当したのは、午前のライブサージャリーと午後の講演ですが、

ライブで、サーマクールCPT(新しいサーマクール)とスレッドリフト(片側2本)の組み合わせ治療を行いました。

午後の講演でも

サーマクールとスレッドリフトの組み合わせで効果的な方法について、

ダウンタイムを少なくするため糸の本数を少なく、 

出来れば片側1本で行うスレッドリフト、「ワン・スレッド」

による方法について発表いたしました。

サーマクールCPT     スレッドリフト挿入(今回は片側2本)

ゼルティックの本社 Zeltiq AestheticsのFounder and Chief Scientific Officer Mitchell E.LevinsonさんとLee Fagotさんの2人がクリニックにいらっしゃいました。

Levinsonさんは前回の美容外科学会の前後でプレゼンしたので、お会いするのは2度目、Fagotさんは、Fraxel時代に何度かお会いしたことがあります。

日本で始まったばかりのゼルティック治療がどうなのか?

今後日本市場に何が必要なのか?などについて議論しました。

来年にはさらに色々な展開があるかもしれません。

先日、最大手のヒアルロン酸製造メーカー、QMED社から表彰状のような盾が送られてきました。

gcp と言う会社が、QMED社の正規アジア総代理店です。

QMED社は商品名「レスチレン」という非動物性ヒアルロン酸を製造販売する世界最大のヒアルロン酸メーカーです。

今回の表彰?は、先日のヒアルロン酸注入セミナーhttp://www.crossclinic.jp/article/13562262.html

とクリニックのヒアルロン酸使用量が多いことが評価されたようです。

ちなみに、ヒアルロン酸が世界中で使用され始めた初期より現在まで、私はQMEDのレスチレン・シリーズを愛用し、他のヒアルロン酸を一切使用していません。

他社のヒアルロン酸が良いとか悪いとかではなく、使う必要がなかったことと、私の治療方針としてフィラーは色々な製品を使うのが嫌だからです。

 ヒアルロン酸、コラーゲンなど、皮膚に注入して形状を変えるものを「フィラー」と言います。

フィラーは皮膚の中(体の中)に一時的ではありますが残存し、形状を維持したり、皮膚のコラーゲン生成を高める効果があることが知られています。

体内に残存するフィラーの副作用は、第一にアレルギー反応です。ヒアルロン酸自身はアレルギー物質ではないのですが、質が悪いヒアルロン酸製剤には不純物が入っていることがあり、全くアレルギーフリーと言えないのです。長年の使用経験からもレスチレンはかなり安心できます。

もっと恐ろしい副作用は、最近テレビで風船おばさんと呼ばれる人で有名になったと思いますが、異物肉芽腫といって、体内に入った異物に対して、体が慢性の炎症反応を繰り返し肉芽腫が形成され、皮膚が変形してくる病気になります。シリコンやオルガノーゲンなど数十年前に使用されていた注入物にはかなり危険なものがあったのです。この点でもヒアルロン酸、特にレスチレンは安心です。

フィラー注入治療で、最も重要なのは安全性です。

安全=吸収です。

たとえば最悪、アレルギーがあったとしても、吸収性の注入物なら治癒します。非吸収性のものは、最終的に摘出しか治療法がありません。

フィラーは、効果や持続期間を求めすぎると、吸収が遅いものや非吸収性のものが良いと言う理論になり、危険な方向、いつか来た道に進む恐れがあります。

最近でも、ゼルティックやサーマクールCPTなど、新しくても機械系はどんどん導入しています。

日本一?マシーンにアグレッシブな医者が、案外フィラーにコンサバなのは、こんな理由です。

第3回スレッドリフト研究会のコピー.jpg

1213日(日)に大崎ゲートシティならびにナグモクリニック東京で

3回スレッドリフト研究会を行います。

スレッドリフト研究会HP http://www.thread-lift.org/

今回は午前中のライブで、私が

「サーマクールとスレッドリフトの同時併用治療」

ナグモクリニック名古屋の山口先生が、

「シルエットリフトとハッピーリフト併用治療」

を行います。

私がどちらかと言うと、

「美容皮膚科的」で「手軽にできるスレッドリフト」を

山口先生が、

「美容外科的」に「がっちり引き上げるスレッドリフト」を担当し、

幅広くスレッドリフト治療を広げていきたいという趣旨です。

午後は、スレッドリフトの名手、自由が丘クリニックの古山先生

ドクタースパクリニックの鈴木先生、聖心美容外科の鎌倉先生

も交え、シンポジウムを行います。

ちなみに私は、スレッドもサーマクールもライブをするのは初めてです。

サーマの照射方法については、独自の面白い話が出来ると思います。

さらに、サーマクールの実際のデモは、

新しいサーマクールCPTで行う予定ですので、

本邦初公開です。

ご興味のある先生は、是非参加お待ちしております。

 http://www.thread-lift.org/seminar/entry/

学会が忙しくアップが遅れましたが、

新しいサーマクールCPT受けてみました。

今回で私の受けたサーマクールは12回目?だったと思います。

3月に受けたウルセラから9ヶ月、久々の熱タイトニングです。

痛くないというのが、今回のサーマの売りなのですが、

表面麻酔なしで、

私は600ショットを全顔とあご下まで、小室先生に打っていただき、

私がスタッフに300ショットを全顔に照射しました。http://www.crossclinic.jp/archives/20091201.html

900ショットチップをシェアしたのですが、顔の比率的にはこんなものかと。

ずばり!確かに痛くありません。

時折、独特の熱感はありますが、ほとんど問題ない程度です。

サーマクールには、トリートメントレベル、つまりどのくらいの強さで照射するかが治療効果のポイントになるのですが、CPTは従来のサーマよりの弱い照射にもかかわらず、良い効果が出るように設計されているようです。

私が今回受けたのは、3.0位、ちなみに、石川式200ショットは、6.06.5スタート、弱くしても4.5位ですから、CPTはかなり弱い数字です。

終了画面にトリートメントレベルが表示されます。
今回はの900チップは特別ですが、600までが私の治療で、
途中の首の部分を若干弱めで、後半の300はスタッフで
全顔3.0で照射しています。

まだ、数日の結果ですが、確かにタイトニング効果はすばらしい!

たった数日で本当にわかるのか?と言う疑問もあるかもしれませんが、

サーマ12回をはじめ、星の数ほどこの手の治療を受けた私が言うのですから

間違いありません。 STCよりもかなり進歩しています。

3.0×600(新サーマCPT) と

6.0×200(石川式) 

単純に計算は出来ないのですが、いい勝負できそうです。

問題は値段ですね。

第4回日本美容抗加齢医学会が、例年通り横浜で開催されました。

今年は、パネルディスカッション「Try!Hand Rejuvenation」でのプレゼンを担当しました。

直訳すると、「手の若返りにトライしよう!」です。

ちなみに、手のしみを取るレーザーなど、手の美容治療はなかなか難しい、と言うのが

専門家の意見です。

一般の方は、顔の治療で出来るのに、なぜ手が難しい?と思われるかもしれませんが、

手は人の体の中でも、かなり過酷な環境にある場所です。

顔と同様、露出部ですから、生涯に渡り紫外線に暴露されます。さらに、手は毎日たくさん使いますし、洗ったり、擦ったり、常に刺激を受け続け、しかも手の甲は皮膚がもともとが薄く、年齢と共にますます薄くなり乾燥してきます。長い過程を経て最終的にしみやシワの好発部位になるので、どうやら治療しにくいようです。

ここ数年、世界的にRejuvenation(若返り治療)が大きく発展し、顔だけではなく、首、デコルテ、手、腕、体型、などなど様々な若返り治療が進化している中、日本でも、積極的に、この手の治療を発展させようと言うのが、今回のシンポジウムの趣旨です。

他の演者のご発表を聞き大変勉強になりました。

今後、私も「手の若返り治療」を積極的に取り入れていこうと考えております。

例)手の肌質治療 静脈が目立たなくなります。

hand1204.jpg

 左:治療前      右:治療後

例)手のしみ治療 

simi1204.jpg

左:治療前      右:治療後

今日は明日の第4回日本美容抗加齢医学会の打ち合わせを兼ねた懇親会がありました。

横浜のおしゃれなホテルのフレンチで、ワインなんか飲みながら・・・

ちなみに私、全くお酒をたしなまないので、正確にはお水を飲みながらです。

海外招待講演でお越しになったシンガポールのWoffles Wu先生を囲み、塩谷先生、白壁先生、山下先生、川添先生、佐藤先生、平野先生と著名な 先生方がずらり 、やや緊張しました。

サーマクールがバァージョンアップしました。

サーマクールは、2003年初代サーマクールTCから20072代目サーマクールNXTとなり、

今回バァージョンアップで、サーマクールCPTとなりました。

デザインもなかなかスタイリッシュ!

CPTのCはComfort 快適な PはPulse パルス照射 Tはテクノロジーだそうです。

大きな変更点は、ハンドピースとCPTチップ。

CPTチップの特徴は2点、

一つは、熱の照射がパルス式になったこと。

1度の照射の中で、熱の波を何度か皮膚に伝えます。

簡単に言うと、一度に熱を「グワ〜〜ン」と入れるのが従来型だとすると、

CPTは、「グヮン・グヮン・グヮン」と区切って熱を入れる方式。段階的に熱が上がっていき、区切りに冷却もはさむので、熱効率がよく、痛みが少ないようです。似た方式がフォトフェイシャルにもあります。

もう一つが、チップの先端が熱の照射に合わせて、ブルブル震えるのです。

これは、ゲート理論といって、痛覚を感じる神経の伝達を触覚が邪魔をするのですが、

簡単に言うと、どこか痛い時、そのあたりをさすると、ちょっと気がまぎれますよね。

それと同じで、熱の痛みをブルブルする振動で和らげる工夫です。

3本のハンドピースを比べてみます。

  一番下が新しいCPT、真ん中がNXT、一番上がボディ用ビッグホルン

ボディ用サーマは、5月12日のブログを参照してください。

http://www.crossclinic.jp/archives/20090512.html

この3本を自由に付け替えることが出来ます。

先端のチップの比較です。ボディ用が笑っちゃうくらい大きいです。

CPT(下段右)とNXT(下段左)の大きさは一緒。

なんだか模様が違いますね。

機能が詰まっている感出てます。

新しいCPT、別に良いことづくめでもありません。

現在、CPTチップは600ショット仕様しかありません。

この方式では600ショット必要だと言うのがメーカー側の見解です。

(アメリカのデータですので、日本人では400ショット位ではないかと考えられます。)

問題は、ショット数が多くなると、値段が高くなると言うことです。

私の照射方法、ずばり石川式なら、痛くても200ショットあれば十分!

と言うのが売りなのですが、

(美ストーリー、サーマクール上級者はクロスクリニック 参照してください。

http://www.cross-clinic.com/info/pr249_03.html

CPTは600。

気が遠くなる数です。

ご希望の方は、12月になったら、どうぞお問い合わせください。

値段は未定ですが、

当院でサーマクール・ウルセラ治療をすでにお受けの方は割引します。

ウルセラがバージョンアップを終えました。

今回のバージョンアップの一つは、新しいプロトコールに沿って

照射しやすくなる設定変更です。

 実際の今の私の照射方法は複雑に進化中です。

バージョンアップしたウルセラのパネルです。

お顔の部位により細かな設定がされています。

治療自身が大きく変わるわけではないのですが、以前より便利です。

ウルセラには、3.0㎜と4.5㎜の2つの深さを治療する

トランスデューサー(超音波の発振部)があるのですが、

一つのトランスデューサーで照射出来るショット数の増加

3.0㎜の照射時間が短縮されました。全体に治療時間の短縮と

コスト的にも照射数の増加が出来ます。

ここ最近、うちのクリニックのたるみ治療の人気は、

ウルセラ>サーマクールの状態が続いていたのですが、

来月から新サーマクールが始まります。

ウルセラvsサーマクールCPT (詳細は追って紹介します。)

さて、勝敗はどうなるのでしょう?

無責任なようですが、良いものが患者様に支持されるはずです。

治療の優劣は、医者ではなく消費者である患者様が決めるのです。

価格、効果、痛みなどの項目を個人差の中で判断する必要があります。

私の患者様は、この手の治療の受け手として、かなりのプロなので、

いつも私自身も何が支持されるのかに興味があります。

ここ数年、美容医療の世界的開発競争の一分野は、脂肪減少治療(Lipolysis であったことは、以前にも述べたと思います。

脂肪減少治療で、量的に最も効果の見込めるのは、やはり手術による脂肪吸引です。

しかし、美容のために手術までするのか?体にメスを入れるのか?傷や後遺症は残らないのか?など、多くの人にとって治療を決断する上で、これらの疑問符は高い障壁になります。

私が研修医のころ、初めて経験した脂肪吸引は衝撃的でした。

患者さんは全身麻酔で、お腹にいくつかの穴を開け、直径1cm近くの管を穴に差し入れ、それこそ、「ボコンボコン」と脂肪を吸引するのです。黄色い脂肪が大きな塊で、どんどん吸引機のビンに貯まっていきます。いわゆるメタボのお腹ならば、この方法が一番良いのでしょうが、多くの脂肪を取り除いた後の皮膚のたるみや取りすぎのリスクもあります。

また、一度に多くの脂肪を除去すると、出血量や全身的に与える影響が大きくなったり、脂肪成分が血管内に多く入りすぎ、脂肪が肺の血管に詰まってしまう、肺塞栓症になるリスクがあります。当時は、病院に入院し全身管理をしっかりとし、大きな手術で一度に劇的変化を求めることが主流だったのです。 しっかりした術後管理をすれば、大きな問題はほとんど起きません。

その後、数年でこのような激しい脂肪吸引はほとんど行われなくなり、自分自身で、脂肪吸引手術を手がけるようになった頃には、いわゆるウエット法(トゥメッセント法)に手術法のトレンドが変わっていました。

ウエット法は、あらかじめ脂肪層に生理食塩水や局所麻酔剤を浸透させて、脂肪を柔らかくし、2〜3㎜程度の小さな切開から、細い管で脂肪を吸引します。激しい脂肪吸引に比べると一度に取れる量は減りますが、出血量も少なく、体に与えるダメージ、リスクも大幅に軽減されます。

「安全な脂肪吸引」と言っても良い治療法です。

さらに、ウエット法は、超音波を皮膚の上からかけ、より脂肪を柔らかくして吸引しやすい状態にする、体外式超音波脂肪吸引へと発展します。

ちょうど私が開業した頃には、この方法が最新方法として行われることが多くなっていました。

ウエット法や体外式超音波法は、脂肪に対して前処置を行うことで、より安全で効果のある工夫をした、脂肪吸引です。このようなリスクを軽減する方法は、古い脂肪吸引法に比べ吸引量が控えめになるのですが、日本人の体型や好みに合っているので、今でも優れた方法だと思っています。

よく、

「メスを使わない脂肪吸引」

と言うキャッチフレーズを痩身治療の広告で見ることがありますが、

一度に多くの脂肪が吸引できる、激しい脂肪吸引を経験していると、

そんなものは、現実にはないことが良くわかります。

意味わかりますよね。

本当のところ、手術なしに、どの程度まで脂肪は除去できるのでしょうか?

つづく

少し前になりますが、

1023日 メソセラピーのセミナーに参加してきました。

セミナー会場がクリニックから徒歩数分のところでしたので、

診療を少しお休みにして参加できました。

メソセラピーとは、

多種で少量の薬剤を効果的に皮膚に注入するテクニックで、通常の注射や内服では得られない効果を得る、フランスで発達した独特の治療法です。美容・痩身・鎮痛・スポーツ外傷、リュウマチ治療など様々な病状に対して用いられ、フランスでは正式な医学の分野の一つになっています。5年ほど前に日本にも導入され始め、私も当時多くのセミナーに参加して、フランス、イタリア、シンガポール、韓国などの医師に教わりました。 お国によって、医師によって、使用する薬剤や混合比率のレシピもまちまちです。

メソセラピー=脂肪融解注射?

と混同されていることが多いのですが、脂肪融解注射は、脂肪減少作用のあるフォスフォジチルコリンを用いるメソセラピーのレシピの一つにすぎません。

この脂肪融解(溶解?)と言うネーミング、刺激的ですが、あくまでイメージと思った方が良いです。脂肪細胞は自身の細胞質内に脂肪成分を貯留する細胞で、薬剤で細胞が融解する(破壊される)ことはありません。もし、起きるならば、一度に血中に脂肪成分が流れ込むことになるのですから、かなり危険です。ゆっくりと代謝が亢進するといった程度です。

今回、メソセラピーの創始者Dr.Pistorの愛弟子で後継者のDr.Petetが来日されると言うことを聞き、久々のメソセラピーセミナー参加です。

さすが本家本元という手技でした。

もう一度自分のテクニックを見直す良い機会になりました。

Dr.Petit      

今回セミナーを主催した湘南鎌倉総合病院山下理絵先生が、セミナー終了後クリニックに遊びにいらっしゃいました。

セミナーでプティ先生のレシピなど教わったお返しに、私のウルセラ治療をお受けいただきました。

超有名カリスマ女医の山下先生に私のウルセラを受けていただけたのですから、大変光栄です。今度お会いするのが楽しみです。

1ヶ月ほど前、ゼルティックの体験をしています。

まず、「ゼルティック」理論について。

解りやすく行きます。

人間の体の基礎成分は、水です。

細胞もその他の組織も、基本的には水で満たされています。

皮膚も真皮は水が多いのです。血液だって水です。

ところが、皮下組織の脂肪細胞は、水ではなく脂肪(油)が多く含まれます

水と油、同時に冷やして行くと、どちらが先に凍るとおもいますか?

そう、油の方が水より先に凍り、固形化します。(ラードは常温では固形です。)

ゼルティックは、油と水の融点(氷点)の違いを利用して、

体の主成分の水を温存し、脂肪分だけを凝固させる温度で、皮膚を冷却します。

結果、脂肪細胞内の脂肪分が結晶化し、脂肪細胞を破壊します。

皮膚そのものや血流は影響を受けないため、脂肪以外には全く影響がありません。

この破壊は激しい破壊(壊死)ではなく、アポトーシス、自然死のような破壊で、ゆっくりと破壊された脂肪細胞が吸収されていきます。

101日、ゼルティック本社からインストラクターが来日していると言うことで受けてみました。

施術は簡単です。

まず、ゼルティックの吸引ハンドピースで皮膚を

吸引し引き込みます。はさんだ皮膚を両側の冷却板で

冷やしていきます。最初だけ吸引で少し痛みますが、

5分で痛みは感じなくなります。冷えて麻痺する感じです。

1時間冷やして、解除したところ。

吸引した皮膚はそのまま凍って、盛り上がっています。

触ると「シャリシャリ・シャーベット」のようです。

この瞬間、冷凍して盛り上がった自分のお腹を見て、気持ちも盛り上がりました。

とりあえず、面白い!自分の体が凍っているなんて経験無いことですから。

面白状態も残念ながら30分くらいで元通り普通の皮膚に戻ります。

翌日から、触ると少し痛いような感覚鈍磨が起きますが、1週間くらいでなくなりました。

効果は、1ヶ月して少し減ってきたようです。

ゼルティック本体とゼルティック・インストラクターErinさん

JMEC社主催のトータルアンチエイジングセミナー(111日)が

終了しました。

今回は、シミ治療、特に肝斑に対するレーザートーニングの有効性についての発表だったのですが、何とか間に合いました。

10月は診療もかなり忙しく、プレゼンの連続でかなり体が疲弊しました。

私は、体が疲れストレスがかかると、それに応じて体重が増す??特異体質のようで、セミナーの痩身のセッションは個人的にも興味深々で聞いてきました。

レーザーリポライシス(レーザーを皮膚脂肪層に直接挿入して、脂肪を溶かす方法)や脂肪吸引(外科手術)、フォスフォジチルコリン注射、高周波を体外からあてる方法、冷却による脂肪減少療法など様々な治療法の検討が行われました。

先日来ブログでも紹介している冷却による脂肪減少量法ゼルティックの国内症例の初めての発表もあり、盛りだくさんでした。

レーザーリポライシス(Laser lipolysis)はスマートリポ以来、世界中のレーザー会社から類似品が発売され、かなり進化しているようですが、効果を求めると手術的になります。手術が一番多くの脂肪を減らすことができますが、リスクや皮膚のたるみや凹凸の問題なども起きます。

それに対して、非手術治療は安全性が高いのですが、脂肪塊を除去するような効果はありません。あくまで一層脂肪を減らすイメージでしょうか。

どちらが優れていると言う結論は無く、ケースバイケースです。

ゼルティックは、手術でもなく、薬剤を用いるでもなく、

一層の脂肪を確実に減らすことができる、冷凍による脂肪減少治療、

クライオリポライシス(Cryolipolysis)の世界第一号機です。

研究用として現在日本に数台が導入されていますが、

治療用としては、日本第一号機を私が購入しました。

私も一度ゼルティックを経験していますが、私のような体型では、

一層や二層脂肪が減るくらいでは間に合わないようで、

20層くらい減らす必要がありそうです。

しばらくは、自分用?かもしれません。

次回、衝撃のゼルティック体験記ブログアップします。

25日(日曜日)のセミナーが終わりました。

今回は、レーザー・IPLの照射とヒアルロン酸注入についての実践的セミナーでした。

東京女子医大名誉教授・若松信吾先生、東京女子医大青山女性医療研究所・根岸圭先生と私の3人で分担して行いましたが、

今回、私の担当で重要なパートは、ヒアルロン酸注入ライブでした。

このようなセミナーでは、初心者の先生から、ご経験のある先生まで

受講する方の経験差があるので、幅広くご満足いただけるような内容にするのが難しいのですが、かなりうまく行ったようです。(自己満足?)

ライブでは人だかりが出来ていました。

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面白いのは、私も根岸先生も若松教授の弟子ですが、内容についてほとんど打ち合わせしていないにもかかわらず、本番のセミナーでは見事に役割分担ができていました。阿吽の呼吸です。

私自身も、今回の根岸先生の発表を聞いて大変勉強になりました。

根岸先生の発表は、いつも教科書的な羅列の講義ではなく、オリジナリティーのエッセンスが入っているから面白く勉強になります。しかも独善的ではないのが良いです。

私の発表は、若干独善的なところがあり反省が必要かもしれません。どうしても、開業医としての自分の経験値が発表に多く入ってしまうからです。

反省を次のプレゼンに生かす暇もなく、

次は、来週111日のJMEC主催のトータルアンチエイジングセミナーです。

今度は、肝斑のレーザートーニング治療についての発表です。

私のプレゼンのセッションでは、他の2名が著名な皮膚科の先生で、

私一人形成外科医なので、プレッシャーです。

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